関西ゼロ年代映画祭

革命前夜2005年/23分/DV/16:9/カラー

■監督:志子田勇 撮影:高木風太 照明:浅川周 録音:森谷将之 助監督:保木秋元 ■出演:山根千枝、駒井隆二、門村伊奈子 

◆先月からかも少し前からか、生理の訪れを待つ女の子。大学生の彼にキスを求められても「僕平気だよ」と言われても、外の電車の軋轢音にかき消され、笑うしかない女の子。そして訪れる革命前夜。女の子は世界を発見し、祝福される。たわいもない、心の冒険活劇映画。「革命前夜」という仰々しいタイトルは人に、政治的な闘争を期待させるらしいが、たわいもない物語の中で、何のことはない個人が変化変貌する様はそれだけでドラマチックなのだからやはり腑に落ちる。PFF(2007)入選、京都国際学生映画祭(2006)入選



坂東太郎の悲しみ2008年/39分/DV/4:3/カラー

■監督:志子田勇 撮影:高木風太 録音:森谷将之 助監督:山田雅史 制作:菊池正和 協力:根岸洋之 ■出演:保田泰志、山根千枝、山田雅史、細江祐子

◆醜い容姿を持つ坂東太郎はバケモノと恐れられているが、実際は雲のように優しい心を持つ愛すべきフランケンシュタイン。しかし、彼は触れた対象を感電させてしまうため、誰も彼に近づかない。誰も坂東太郎のことを知らない。…そして、東京の街に未曾有の大災害が訪れる。自らの醜態でもって、素っ裸で舞台に立つ。ちゃんと見世物にしようと思った。仙台短編映画祭招待作品



城崎教授観察日記2007年/18分/35mm→DVCAM/ヴィスタサイズ/カラー

■監督:志子田勇 撮影:高木風太 DV撮影:志子田勇、片桐慎和子 照明:浅川周 録音:森谷将之 制作:小川栄子 音楽:二階堂和美「来週」 ■出演:片桐慎和子、磯西紀行

◆城崎教授の老いてゆく姿を記録する女が、美しい世界を要求する。中学の頃に阪神大震災を体験し、瓦礫の中に埋まっていた人を見つめていた私の視点を映像に起こした。客観的な視点と女が持つビデオカメラの映像と女の邪悪な思考の葛藤が示された日記で構成されている。しつこい人に好かれる。この作品のクライマックスで女が見た世界は、「革命前夜」のそれと同じ血を分かつ。

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